本と写真と珈琲が好き

書きたいこと、写真に残したいもの。思いつくまま、気の向くままに。

好きなことでお金を得るということ

偉大な画家ゴッホが生前に売った絵はわずか1枚で、金額にして400フランだったそうである。
自分の作品をお金に代えるというのは、本当に大変なことだと思う。


僕は自分が好きなことをしてそれがお金になるというのはどうにも信じがたくて、それゆえにそういう努力をほとんどしてこなかった。それはきっと、あまりにも自分の仕事を性急にお金に換えようとする人があまりにもうじゃうじゃいて、ひどいのになるとお金を得ることをまず考えてそこからじゃあ何を提供しようかと逆算する人がいて、全然自分が情熱を感じないものをただ需要があって儲かるという理由だけから提供して、そうやってお金を儲ける人ばかりの世の中にうんざりしていたからだと思う。ハリボテみたいな空っぽなものを無理やり価値があると思わせて売るような人もいる。


自分が情熱を持って続けてきたことは、最後の最後の最後の本当に最後に、認められ、それからまたしばらくしてやっとお金になるものなのだと思う。だってお金のためにやっているんじゃないんだから。そういう報われ方をしている人が世の中に果たしてどれくらいいるんだろうか。


周りの後押しもあり、というのは、評価してくれる人が増えてきたので、僕もそろそろ、ちょっとぐらいは自分の能力を信じてみてもいいのではないかと思っている。というわけでストックフォトというものを恐る恐る始めてみることにした。金額の多寡は問題じゃない。評価されるということがすでに報酬なわけだし。


写真をお金に換える方法をちょっとずつ模索していきたいと思う。